足跡(模型)12・メルセデスMGP W01……

まだまだサラリーマンをやっていた2013年5月に作った。
メルセデスが2010年のF1世界選手権参戦用に開発したMercedes MGP W01。メルセデスワークスとして55年ぶりのF1マシンだった。

ドイツレベルの 1/24スケール。タミヤなどのF1モデルは1/20スケールだが、少しコンパクトなレベルは私は好きだ。
 スポンサーの「PETRONAS」は、1974年に設立したマレーシアの国営石油企業。
 ボディーのデカールは重ね貼り。ホイールの縁のペトロナスグリーンのデカールは貼ったが、なぜかタイヤには貼っていない。なぜなのか、今となっては思い出せないが今一度チャレンジしてみたい。

ウイングはずいぶん厚かったのね~
タイヤはつなぎ目がなかった。タミヤもこうしてくれれば良かったのに。

このフロントウイングは厄介だった。両サイドの小さいのが私向きではなかった。先端部分のグリーンのラインデカールも貼ったのね~
おっと、アンテナ太すぎ……格好悪い。今なら違う素材で対応しただろう。

ピンボケ写真だが、何とか形にはしたのね~
 蛇足ながら、1930年代のヨーロッパ自動車レースを席巻した「メルセデス・ベンツ」と「アウトウニオン」のレース用車両には「シルバーアロー」というニックネームが付けられていたと。両社の車両はともに銀色の車体をしていたことからだが、その後も、メルセデス・ベンツのレース用車両には用語として生きているらしい。ワークスとして55年ぶりのF1だから、同車も銀色・シルバーアローにして復活したのだろう。
 さらに蛇足ながら「アウトウニオン(Auto Union)」とは、1932年から1980年代に存在したドイツの自動車メーカーで、アウディのルーツらしい。ドイツの銀行の主導により、「アウディ」「ホルヒ」「DKW」「ヴァンダラー」の4社合併で結成された会社だが「自動車連合」と訳せる。
 4社がそれぞれの得意分野の車種開発に専念することで、総合力によって生き残りをかけた合併だったのだろう。その思いは4つのリングが重なるように並ぶアウトウニオンのロゴ「フォーシルバーリングス」に象徴されている。今も4つの輪をエンブレムにしているアウディは、そんな4つの会社の歴史を伝承しているのだろう。

今日の「My First JUGEM」は……『遅くなった理由……』