宿山(しゅくやま)の庚申塔

目黒区の『庚申塔めぐりガイド』に記載されている庚申塔……以前楽天の焼き直し。

f:id:kazenosanpo:20210903172515j:plain寿福寺参道口から野沢通りを北東へちょこっと……

f:id:kazenosanpo:20210903172531j:plain上目黒5-5……住宅街の角

f:id:kazenosanpo:20210903172551j:plain60日毎にめぐってくる庚申の日に講の人々が集まり、青面金剛帝釈天猿田彦などを祀って飲食を共にしながら夜を明かす庚申待。庚申待を18回終えて供養や記念のために建立された庚申塔たちです。
一番右は元禄3年造立でした。

f:id:kazenosanpo:20210903172634j:plain右から2番目の角柱の庚申塔は、元禄5年(1692年)の造立。青面金剛が正面のはずだけど、向きが少しへんかも……上に傘が乗っていたから角柱と思われます。

f:id:kazenosanpo:20210903172657j:plainセンターポジションは、めずらしい地蔵菩薩を本尊とする庚申塔で、延宝3年(1675年)造立。他に地蔵庚申は見たことないかもしれません。ニット帽かぶってました。今ならマスクも付けているかもしれません。

f:id:kazenosanpo:20210903172716j:plain一番左の舟型庚申塔は宝永5年(1708年)造立で、青面金剛、日月、二鶏、三猿が刻まれています。オーソドックスだけど彫りが深いです。

f:id:kazenosanpo:20210903172736j:plainちびっこの手前に半分だけ写っているのが角柱庚申塔の傘だと思われます。たぶんですが……(2019年5月26日の訪問でした)
ちなみに「宿山」は、かつての字名です。庚申塔群を正面にして、右方向への道をクネクネと辿っていくと中目黒駅近くの目黒川に架かる「宿山橋」にたどり着きます。隣が「桜橋」です。来年はお花見できるでしょうかしらね。

今日の「My First JUGEM」は……『折々のことば146』