2軒の模型店訪問を目的に歩いた2019年9月26日のこと……
久富稲荷の長い参道を南下してしまったので、北北東に進路をとるべく新町2丁目あたりの住宅街を山勘でウロウロしたら……
なにやら匂ってきたので行ってみると……
お寺発見!……こんな寄り道ばかりだから模型店にはなかなかたどり着かないが、偶然見かけると嬉しくなるのが私の悪い癖……
裏門からだったが失礼して境内に入ると、釈迦堂(左)と本堂(右)……(世田谷区新町2-5-12)
曹洞宗寺院の善養院……扁額から山号は「家岳山」とわかる。
元和2年(1616年)の開基で、豪徳寺第2世門解蘆関和尚により承応2年(1653年)に開山された豪徳寺の末寺らしい。たびたびの火災による再建にも豪徳寺の力添えがあったと。現在の本堂は昭和初期に新築されたもののようだが風格がある。高価な台湾ヒノキが使われたようだ。蛇足ながら「旧本堂は世田谷区桜1丁目の勝光院に移築された」との記述がウィキペディアにあった。
【附けたり】(2020年11月10日の写真)
延命山勝光院の本堂……初めは金溪山(きんけんざん)龍凰寺と称し、世田谷城主だった吉良治家が建武2年(1335年)に臨済宗寺院として創建する。天正元年(1573年)に天永琳達が中興開山して曹洞宗に改宗し、興善山勝光院と改称。時が流れて元文2年(1737年)に山号を延命山に改めたとされる。ウィキペディアを100%信頼するものではないが、同じ曹洞宗だから、善養院から移築された可能性はあり得るだろう。
11月の訪問だったが、山門脇の世田谷名木百選「竹林(モウソウチク)」を通り抜ける風は心地よかった。
ご本尊は釈迦如来像、あるいは如意輪観音菩薩像との記述があるが正確には分からない。世田谷三十三ケ所観世音霊場の20番目である。蛇足ながら、同三十三ケ所観世音霊場で未訪問は3ヶ寺となった。ずいぶん歩いたな~
本堂前から庫裏……大きな壺は江戸時代に使われていた、遺体や火葬骨を葬る「壺棺」だとの記事を目にしたが、これではないだろう。
本堂を背にして山門……
護国塔……
本堂左から裏の墓地に通じる手前に巨大な「鬼飾り」……歌手・春日八郎氏のお墓があるそうだが、基本的に墓地には踏み込まない私はここでストップ。
なにを意味するのやら? と思ったら……
750回大恩忌記念とある。道元禅師は1253年に亡くなられたようなので、2003年ぐらいに納められたものだろう。
30体以上の地蔵菩薩像……1600年後期から1700年代のもの。
山門脇においでだった。
萬霊供養塔にお立ちの観音菩薩……後ろ姿もお美しい。
山門建立碑……平成元年十一月二十三日(1989年)とある。私の訪問時は平成から令和に変わった年だ。
本当は、こちらから訪問するべきだった。
比較的新しいものだったのね~
背の高い高い松の木……倒れませんように……
参道入り口は旧大山道に面している。
でもって1つ目の目的地「AXIAL」さんに到着……
フライタイイング用の糸らしいが、Pfalzの田植え用にこれだけ購入した。ありがたいことに主が実際にやり方を教示してくれ、おまけにタミヤのステッカーをくださった。その後、私も試してみたが残念ながらPfalzは完成できずにずっと眠ったままだ。複葉機は難しい……
今日の「My First JUGEM」は……『今年も食べた「ふる~つ物語」……』