足跡(寺社)97・いぼとり地蔵尊と常在寺……2019.9.26

2軒の模型店訪問を目的に家をでたが、出会った寺社に寄り道をした2019年9月26日のこと……

善養院から弦巻1・2丁目あたりの住宅街をウロウロ歩いてこんな所……次の信号を渡ると目的地の模型店はすぐなのだが、左に……

題目塔を見てしまった。

左の路地の奥にお寺発見……

お寺の手前にもお堂らしきがあった……

「いぼとり地蔵尊」……寛延4年(1751年)に、弦巻村の女性21人が浄財を出し合って作ったとのこと。延享-寛延-宝暦と数年ごとに年号が変わった江戸中期の遺産がここにある。石の台に乗っている小石を借りて、病んでいる個所をなでるといぼが取れるようだ。ちなみに「いぼ」とは現在の癌や腫瘍のことらしい。

右にも小さいのがあった。こちらにも小石が置かれているから、やはりいぼとり地蔵さまか。古さからして元祖なのかもしれないが、同じ屋根の下に祀ってあげられないものか。

ものすごく立派な設えのなので少し躊躇したが、日蓮宗なのでお邪魔することに。

宝樹山常在寺……(世田谷区弦巻1-34-17)

日純聖人によって常在寺が世田谷の地に開かれたのは、室町時代・永正3年(1506年)。世田谷城主・吉良頼康公の側室となった常盤姫(ときわひめ)がお堂を建立したのが始まりであり、山号「寶樹山」は常盤姫の法号(戒名)「寶樹院殿妙常日義大姉」に因んでいると。南無妙法蓮華経……

美しい本堂扁額……駒留八幡神社を訪問した際、常盤姫の悲しい伝説「サギ草伝説」を知ったが、謀略によって無実の罪を着せられ城を出た常盤姫は逃避行の途中、菩提寺であるここ常在寺に立ち寄り、井戸の中に守り本尊であった鬼子母神像を投げ入れた話は今日知った。リライトしてよかった。なお、自害した場所とされるところにあるの「常盤塚」は未訪問のまま。おおよそは知っているが、住宅の敷地内らしく以前はたどり着けなかった。

本堂脇に小さいけど水のある庭……

本堂を背にして山門……

参道の両脇は植木で囲まれているが……

覗き込むとこんな感じ……地下庭園とのことだが、ホテル顔負け。

しっかり水は流れていた。循環させていることだろう。

回り込むと手水盤か……自然石をくりぬいた物だろうが、姿がよろしゅうございました。

山門をくぐった時には気づかなかったが、帰りがけに発見……

「宝珠稲荷」が祀られていた……

浄行菩薩」さまに見送られて失礼した私だった。時すでに15時21分……ポエムのホットドックモーニングは食べたが昼抜きだから小腹は空いていた。

でもって、目的地の模型店「シゴーニュ」さんに到着……しばしたわいのない話をして……

瞬間接着剤だけ購入した。金属棒が欲しかったが残念ながら在庫切れとのことで、店主の手持ちをカットして無料で分けてもらった。1cmあればよかったのだがありがたい。 頂いた金属棒は機体に取り付けたが、その後Pfalz D.IIIaの制作は手が止まったまま。何とかしようとは思うが、情けない私だ。
ということで、模型屋さん2軒を目的に出かけたのに寄り道だらけの散歩だった。

今日の「My First JUGEM」は……『国際交流フェスティバル……』