足跡(寺社)31・世田谷山観音寺の紅葉・2018.12.03……

整形外科に行くついでに、野沢龍雲寺の後で通過してみた2018年12月3日のこと……

以前訪問(この日の1年10ヶ月前)後の独り反省会で「別院」があると気付いたので寄ってみたが、閉まっていた。

観音寺別院……なんとか表札は読めた。

朽ちかけて機能していなかったようだが、近年歩いた時には解体工事らしきを行っていた。

世田谷山観音寺(通称・世田谷観音)」(世田谷区下馬4-9-4)……左手には旧小田原代官屋敷を移築した「世田谷観音本坊」があるが、いつも閉門されている。何かの機会にしか拝見できないようだ。その門前には「地蔵菩薩(別名・代受苦菩薩)」と、手前に小さな「あゝ特攻勇士之像」が建っている。
参道を進んで、仁王門の前に一対の狛犬が鎮座しているが「へぇー」と思ったことを想い出した。

「仁王門」……像高270㎝ほどの仁王像2体は、平安時代後期(12世紀後半)の作で、世田谷区内に現存する仏像の中で最古のものに属すらしい。門をくぐって正面が「観音堂(本堂)」で、左手の「特攻観音堂」は特攻隊員4,615柱の英霊の安息所となっている。

仁王門の提灯の上に龍の彫刻……「パチン!」と手を叩くとビーンと響く「鳴き龍」だが、とても寂し気な声だった。

山門をくぐって右手に、なんと京都二条城より移築されたという「阿弥陀堂」……三層の建物は金閣寺を模したものらしい。
 堂内には「阿弥陀如来」「観世音菩薩」「地蔵菩薩」や左甚五郎作「鬼念仏」などが安置されているそうだが、目黒羅漢寺の「五百羅漢坐像」のうち、九体がここに奉安されてもいるらしい。

釣竿は持っていないが、左手に鯛ということは「恵比寿天」かもしれない。何かは不明だがムンクっぽい左の石が呼んでいた。

本堂手前の池にお立ちの「夢違観音」……法隆寺の夢違観音(86.9cm)を拡大摸写したお姿とのこと。世田谷観音境内で目についた紅葉はこれぐらいだが、毎年姿が異なる。

悪い夢(二度と経験したくないこと、思い出したくないことなど)を良い夢に変えてくれる観音様だそうだ。

【附けたり】2019年11月24日の写真……少し早かった。

今日の「My First JUGEM」は……『出番は終わった……』