お供え物ではないのだろうが……
義母にせかされた連れ合いが、昨日、ついでに買ってきてくれた。「すっぱいですよ」と言われたが、私は大丈夫、おいしく頂戴した。
先日「この火を目印に家にお戻りください」と、玄関先で目印となる皮を剥いだ麻の茎「おがら」に灯をともしたから先祖たちは帰宅している。今晩、また戻っていくのだが短い帰宅はくつろいでもらえただろうか。お団子を始め連れ合いはお供え物を欠かせていないが、コロナ禍にあって中断していた僧侶によるお経も今年は唱えてもらえて良かった。
迎え盆には、ご先祖様が早く帰って来られるように脚の速い馬を見立てたキュウリ。送り盆の際には、ゆっくり帰ってと牛に見立てたナス。精霊馬に、どれほどのお土産を持たせてあげられるかわからないが、今私が生きていられるのはご先祖様のお蔭と思って感謝しています。お帰りは今夜ですね。また来年もお待ちしています。
