ねぎま(焼鳥)

江戸時代の終わり頃から多くの庶民に親しまれるようになった「ねぎま」は、鶏肉ではなく「ねぎ」と「まぐろ」とを串にさして一緒に煮た鍋料理「ねぎま鍋」。串刺しにしたまぐろのねぎまは焼いて食べることもあったと。したがって当時の「ねぎま」の「ま」はマグロの「マ」であり、間ではない。
かつては火を通して食べることの多かった鮪だが、生のまま食べることを好むようになった現代において「ねぎま鍋」は一般的ではなくなった。おまけに戦後、鮪の値段は高くなったし……
そこに登場したのが値段も安いブロイラーと呼ばれる食用鶏。ほとんどの部位が食せることから焼鳥屋が取り入れ、ねぎが鶏肉と鶏肉の「間」にある現代の「ねぎま」は焼鳥の定番となった。

ねぎま」(手前)と「ハツ」(奥)……どちらも塩焼き。串2本とお酒1本を楽しむ私。本当は酒一合と書きたいけど、この店の徳利は一合入らない。代わりに口の際(きわ)まで入れてくるから、一杯目を注ぐのは要注意。

ネタは同じでも、この日はタレだった……「焼鳥は塩だろ」と頑固一徹を貫くお客さんもいるが、私は、塩、タレ、どっちも好き。天婦羅も塩一徹の方を見かけるが「天つゆ」つけての味変も楽しいんだけどな~

今日の「My First JUGEM」は……『ミッキーマウスの木』