11年経ったけど……

東日本大震災から11年となった。政府は、高台移転による1.8万戸の宅地造成の計画達成や、水産加工施設の98%が操業を再開したことなどをアピールするが現実を見ていないようだ。ハード整備は終了したとばかり、今年度からの復興予算は大幅に減額される。
原発事故のあった福島の沿岸漁業の昨年度水揚げは、震災前の2割にとどまると。来春からは処理水の海洋放出が始まる。科学的に安全だとする政府だが、風評被害は免れないだろう。政府や東京電力は、放出によって被害が生じたら適切に賠償するというが、漁業を一生の生業とする方々にとっては「お金をもらえばいい」とは思えないだろう。
30年ほど続くとされる処理水の放出による影響は現時点では不確かだが、11年経った今も、5県(福島・宮城・茨城・群馬・千葉)、25の河川・湖沼の川魚に出荷制限がかけられている。環境省が行うサンプル調査で、毎年 基準値を超える魚が見つかっているからだ。放射性物質は海では拡散しやすいが、除染されずに放射性物質が残された森林から始まる食物連鎖が川魚に影響を及ぼしていると。
アユ釣りで賑わった福島県の真野川や阿武隈川支流にある釣具店や旅館も困っていると伝えられる。さらに、川魚のほとんどは「1年魚」であるため「魚を枯渇させてはいけない」との思いから毎年アユなどの放流を続けている漁協のご苦労も計り知れない。
川魚の制限解除のめどは立たないというが、処理水放出を科学的に判断できるなら、森林から始まる食物連鎖の影響も科学的に推測できるだろう。あと何年待てばいいのか、地元関係者や釣り人、あるいは川魚大好き旅人のためにお示しください。岩魚骨酒を堪能したのはいつどこでだったかな~

f:id:kazenosanpo:20220311112342j:plain9時46分……母が植えたのだろう、首を垂れながらこっちを向いて咲いていた。

f:id:kazenosanpo:20220311112406j:plain植木鉢が傾いている分けじゃないのに、みんなほぼ同じ方向を向いて咲いている。花が太陽を感知しているのだろうか……
ラブロフ外相は「ロシアはウクライナを攻撃していない」と語ったが、報道されている惨劇は私の夢幻なのだろうか……
主義主張は人それぞれだが、戦争、人殺しは許されないことは万民の考えと思いきや、1人そっぽを向いているようだ。
おっと、ロシア軍が北方領土でミサイル演習だと。ロシア領空が侵犯されたと想定し、空中の目標に向けて、択捉島(えとろふ)に実戦配備された地対空ミサイル「S300V4」の発射演習を行ったらしい。数十の目標を「100%破壊した」と報じているが、他国の軍事介入は許さないと伝えるための威嚇。
ウクライナを助けてあげたいが、米軍が日本から飛び立ったら真っ先に日本が攻撃を受けるだろう。津波からはなんとか逃げることが出来るかもしれないが、突然飛んでくるミサイルからは逃げ隠れできない。プーチン大統領が思い直して直ちに止めてくれることを祈る。戦争は嫌だと思う軍人にはそっぽを向くことを願う。

f:id:kazenosanpo:20220311112428j:plain今日の梅……9時1分

今日の「My First JUGEM」は……「右隣りの椿の開花観察」