目黒区の『庚申塔めぐりガイド』に記載されている庚申塔……2019年5月26日に訪問しました。
守屋図書館……実業家の守屋善兵衛氏が亡くなった後、敷地・邸宅と所蔵図書が区に寄贈されて図書館になりました。昭和初期のことのようですが、人名を冠する図書館は、23区立図書館では唯一だと。
守屋図書館の脇の道に……
目黒区五本木2-20-15……手すりのある石段右側にあるのは「題目塔」
左側は元禄8年(1695年)で、隣が貞享3年(1686年)。両方ともに合掌六臂の青面金剛に三猿や太陽と月が浮き彫りされています。
左側は年代不詳。中央の合掌型ではない八臂の青面金剛は宝永11年(1761年)の造立。一番右の「地蔵菩薩」が問題。造立は元禄年間(1688~1704年)のようだが、「広報課」が担当らしい「庚申塔めぐりガイド」では、この地蔵尊も「庚申塔」として扱っている。一方「生涯学習課・文化財係」が担当と思われるページでは「地蔵」としての扱いになっている。縦割り行政の弊害だろうかとも思うが、「地蔵菩薩」上部には月日が見られるので、庚申塔と考えてよさそう。あくまで私の考え。暇があったら区に聞いてみようかしら。
うっかりすると見落としそうですが、前の道は古道の鎌倉道と伝えられ五本木集落の庚申塔を建てるにはふさわしい場所だったみたい。最初に建てた場所から移されていないそうです。
今日の「My First JUGEM」は……『なんで隠そうとするのか』