足跡(寺社)156・安詳寺……2020.2.15

鵜の木からブラブラと久が原を歩いた2020年2月15日のこと……

西部八幡神社のすぐ東側を塀に沿って歩くと……

門があったが「だけど裏だよな~」と……

まわってみたらあった。極力正門を目指すようにしている。

「安詳寺山門前」(大田区久が原4-4-10)……同寺の通称は「赤門のお寺」と云われるが、戦災を受け赤門は焼失したのだろう。

良き景色だが、空がもう少し青かったらな~

「安詳寺本堂」……日蓮宗のお寺
 お題目を中心にして左にお釈迦様、右に多宝如来が並座し、前に日蓮聖人という一塔両尊のご本尊だが、大田区文化財(非公開)の日蓮聖人坐像は寛文9年(1669年)に、青木清左衛門の内方(妻)妙圓が父母の冥福を祈念し供養するため造像したものと云う。桧材寄木造、彩色、玉眼、像高30.5㎝。
 気になったのが『本山である小湊(千葉県)誕生寺の22世日明によって開眼されたことが、その署名花押からわかる。』とあった。地理的条件からして、当然池上本門寺の末寺だろうと思ったのだが、本山は誕生寺とのこと。やはり不受不施問題によって本寺替えをせざるを得なかったのだろう。

本堂扁額……安詳寺の山号は長久山
 寛永6年(1629年)安詳院日憶上人によって開山。改修や修復を重ねたが戦災を受けて焼失。現在の堂宇は昭和40年(1965年)に第19世日明上人の発願で建立とのこと。

本堂前から振り返って左方向……

スッキリした境内で、右の木もなかなか立派だった。
 本堂に負けず劣らず立派な「鬼子母神堂」には、6世日亮の弟子・貞心院日法が感得し、天保年間(1830-44)に勧請したという鬼子母尊神が祀られている。当然、妙見菩薩十羅刹女も同居されているだろう。
 この後でお寄りした本光寺も、本堂以外に七面堂なる立派なお堂があった。

鬼子母神堂扁額」……現在の堂宇を建立した第19世日明上人の書。

参道を戻りかけると……

題目塔であろうか……

境内の片隅に……ペットたちのお墓みたい。

豪華な四脚門を後にしたのは14時27分だった。

今日の「My First JUGEM」は……『日々精進……』