足跡(寺社)65・法徳寺……2019.2.20

テレビで観たのだろう「二子玉川のお寺(玉眞院 ・玉川大師)に行ってみてください」と連れ合いに言われていた私は、それじゃ~ 以前丸子川沿いから見上げたお寺に寄ってからにしようと出かけた2019年2月20日のこと……

出発前に地図を見て、おおよその見当を付けて瀬田1丁目に踏み込んだが……

こんな住宅街の真ん中で迷った。

スマホを持っているのに、見ない、見られないバカな私が途方に暮れた時、交通標識の後ろの電信柱に「法徳寺➔」の看板を発見して安堵した。

やれやれ「法徳寺」山門に到着(世田谷区瀬田1-7-7)

山門前の石仏……半跏思惟で日向ぼっこのようだ。

庚申塔もあった……青面金剛像と三猿の図柄で、瀬田村の銘があるが造立年は不詳。

先客がおられたので、しばし足踏み……

永禄元年(1558年)法阿因公和尚により開山された浄土宗寺院……南無阿弥陀仏
枝垂れ桜は綺麗だろう。

山号は「福来山」……「福が来る」のは嬉しい。
開基は、瀬田の旧家白井家の祖先である白井法徳(重案)とのこと。足利義明の家来であった父の基経は、父子ともども瀬田の地に農民として住まい重案が当寺を開いたようだ。

本堂の左斜め前……後ろは墓地だった。

何かしら? と思いながらも自然と手を合わせた私……

逆光は困るが「筆塚」……明治初期に、寺子屋の師であった大塚貞三郎のために近在の瀬田、用賀、岡本などの門弟一同が建てた記念碑。

水子地蔵尊にも合掌……

地蔵尊の隣のお堂……「三千萬遍供養塔」の石柱があるが、詳細は不明。

上手に正座しているカエル……被災者が一日も早く帰れますように。安心して帰れる場所ができますように。南無阿弥陀仏

ドナルドダックもいるが、ペットたちの供養墓かもしれない。

永代供養墓なのだろう。巨大なのは「祈りの塔」と言うらしい。

江利チエミさんのお墓……命日(2月13日)前後に、健在だったころは高倉健さんが毎年来られていたそうだ。私も手を合わせてきた。

テネシーワルツの音符が台座に刻まれていた。私にとっての江利チエミさんは、歌手ではなくサザエさん

法徳寺の山門を出て右に行くと、北西に下る坂道……

「行火坂」……わずか50mほどの短い坂だが、土地の人はこの坂を上るだけで身体が熱くなるので「あんか坂」と呼んでいたと。
 下ると南北に走る「行善寺坂」の途中に出る。次に目指すのは坂上の行善寺だったから、この坂は下らずに右へ歩いた私だった。

今日の「My First JUGEM」は……『河豚の皮……』