「紅葉はどうかしら?」と、整形外科に行くついでにほんのちょっとだけ歩いた2018年12月3日のこと……
足の向くまま野沢龍雲寺を目指したのだが、環七からもよく見える1988年建築のピンクのマンションから横を見たら……
向うから呼んでいたので寄ってみた。
「野澤稲荷神社」(世田谷区野沢2-2-13)……初訪問
鳥居をくぐると左に、昭和3年(1928年)奉納の「手水盤」……なぜか網がかぶせてあり、使われていない様子。コロナ禍ではなかったのに……
社務所の前にあるのはご神木なのだろうイチョウの木。一応写真は撮ったが、黄色が美しくなかったので今日は載せない。紅葉する前に枯れてしまったようだ。
「社殿」……植物・稲の神霊である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)を祭神としているそうだ。銅板葺だが、かつては茅葺であったろう。
「神楽殿」……最後に訪問した折には改修というほど大掛かりではないが、手を入れていたような気がする。
鉄筋コンクリートらしき拝殿後方は、明治33年に造られた本殿を覆うために造営されたのだろう。
せっかくなので裏から出て、一回りすると……
道路の角に「庚申塔」……「元禄8年 野沢村」と刻まれていて、17世紀末(1695年)には村が成立していたことを確認できる貴重な手がかりらしい。同神社の創建年代は不詳のようだが、江戸時代には存在していたことだろう。
脇に「ゴミ置かないで」と注意書き……置かれている姿をあちこちで見かけるが、バチがあたりますよ~
一回りして戻ってきた……定めに「例大祭8月」と書かれているように、同社の秋祭りは8月第4週の日曜日とその前日が宵宮で、世田谷で一番初めに神輿が担がれる。かつては9月に行われていた祭礼を「雨に祟られる」と8月に変更したようだが、今年はどうだっただろう。私の日記帳によると、当日8月27日の天気は「雲時々雨」になっていたが、久しぶりに活気ある神輿が見られたことだろう。
今日の「My First JUGEM」は……『片手落ちでは……』