「ポルシェから少し離れたら?」と、917Kの制作最終段階で苦戦している私の後ろ姿を見た連れ合いに言われて散歩に出かけた2017年3月17日……同月には、なぜか「田園調布の急坂」や「桜坂」などを歩きはしたが、まだまだ寺社を巡ろうなどとは考えてはいなかった頃のこと。
自由が丘「ひかり街」を見学して「九品仏浄真寺」を目指すことは家を出た時に決めていた。この日の2年ほど前・2015年12月8日に、連れ合いと紅葉をみた場所。二人で歩いたことは数回しかないが、おそらくあれが初めての二人散歩だったんだろう。(ブログなどやっていなかったから、当日の写真は撮っていないが、連れ合いはスマホで撮っていたかもしれない。)
帰りに、緑ヶ丘の「錦」という店に入り、餃子とワンタン麵を食べた。連れ合いはシナソバだったと日記帳にあった。その日の私はHonda NSR500のカウルにサフェーサー吹いたと……散歩に模型製作と、当時はまだまだ元気だった。
繁華街を抜けると、特徴のある建物……
「曹洞宗 龍昌寺」……寺院だった。
九品仏緑道を横切って少し行くと、これは寺とわかる。「究竟寺」……新潟県浄療寺の子院として創建され、昭和11年にここへ移転された真宗大谷派の寺院らしい。
「九品仏浄真寺東門」……裏門からの訪問が多い私だが、この日もそうだった。
寛政5年(1793年)建立の「仁王門」……連れ合いと訪問した時は、黄色と赤に囲まれて美しかったな~
右側に「阿形(あぎょう)像」……
左側に「吽形(うんぎょう)像」……その後幾度も訪問したが、金剛力士像を撮ったのはこれっきり。
境内西側に三宇(三つ)ならぶ「三佛堂」に向かう。
手前から「下品堂」「上品堂」「中品堂」と並び、それぞれに三体ずつ阿弥陀如来がおさめられている。だから「九品仏」。
下品上生、下品中生、下品下生の三仏像
上品上生、上品中生、上品下生の三仏像……「総本山 知恩院」より「大本山 増上寺」の札の方が大きい。浄土宗の寺院だと、今なら気づける。南無阿弥陀仏……
中品上生、中品中生、中品下生の三仏像が並ばれるはずだが、中品中生だけお留守だった。
上品堂の正面に「本堂(龍護殿)」……本堂と対面する上品堂とのあいだに橋をかけ、阿弥陀仏と二十五菩薩が3回(来迎・往生・環来(げんらい)行道する「来迎会(おめんかぶり)」という独自の行事があると。本堂の「此岸」(穢土(えど)・現世)に対して、三仏堂は「彼岸」(浄土)を表しているらしい。
元禄11年(1698年)の棟上げされた本堂……本尊の釈迦牟尼仏像は大きい。
「仏足石」があったんだな~
「閻魔堂」の閻魔さま……
そびえ立つ「六地蔵」を横目に……
総門から失礼したが「来迎会(おめんかぶり)」は5月5日と掲示板にあった。
この後、奥沢神社に寄ったが、また今度……
今日の「My First JUGEM」は……『覚えていたようだ……』