第3弾に挑んだ2012年10月……アストンマーチンDBSの直後、箱車にすれば良かったのに星野模型で懐かしいF1カー(1/20スケール)を見つけたのでチャレンジした。
チーム・ロータスが開発し1977年の開幕戦でデビューしたロータス78……模型もだが写真撮りも下手だった。デカールと言うのかスライドマークと言うのか、細い線を曲がらずに貼るのはしんどかった。初心者がやるもんじゃないな~
組み立て説明書には最低限の説明しかなかった。本作には「軟化剤」は不要だったが、スライドマークをしっかり密着させる「マークセッター」には触れられていない。タミヤの自社商品にはなかったからなのだろう。まぁ、なんとか貼りつけたが、軟化剤とマークセッターの存在は後に知ることとなった。この時からマークセッターを知っていたら少しは楽だったかもしれない。
車体中央上部に乗っている帽子のような「インダクションボックス」……エンジンの吸気管にフレッシュエアを効率的に取り入れるのだが、3パーツを接着するしろもの。へんなつなぎ方をしているから接合部をパテ埋めしたのだが、仕上げが大変下手だった。
V8エンジンにはプラグコードを付けたが、やっぱりJPS (John Player Special)ロゴのないロータスはあり得ないな~ タバコマークがあっても良いだろうに、子どもに悪いからと模型には付けていなかったらしい。別の会社がマークだけ販売していたようだが、星野さんでは扱いがなくまったく知らなかった。
ロータス78の特筆すべきは、コクピット及びエンジンの両側に設けられたサイド・ポンツーン(英語圏ではサイド・ポッド)にある。ラジエターなどが納められているトンネルだが、ダウンフォースを高める工夫が施されていた。すとんと真っすぐに抜けていくトンネルではなく、上下逆向きの飛行機の翼断面形状により車体を路面に吸いつかせる「グラウンドエフェクト」なる空力手法が取り入れられていた。
この78から始まったグラウンドエフェクト時代だが、なぜか1983年シーズンから規制されることになった。最近はF1中継もやらないし見ないから知らなかったが、2022年規定から「グラウンドエフェクト」が解禁となったらしい。機会があったら、現在はどんなスタイルになっているのか観察してみよう。学生時代に水力は少しかじったが、空力はまったくの無知。もっと勉強しておけば良かった……
タイヤのつなぎ目も消していなかった。だから素人は困るな~
この日記を書くのに、組み立て説明書を引っ張り出して見ていたら「何か作るんですか」と連れ合いに言われた。そうじゃなと答えたら残念そうにしていた。坐骨神経痛を言い訳にしたら「そんなもん気力で勝たなあかん」と言われた。ほんにそのとおり……頑張ろうかな~と思った今日だった。そうだ、僕の卓上拡大ルーペ、返してね~
今日の「My First JUGEM」は……『減っていく街の喫茶店……』