度々の方針転換……

岸田首相は、昨日の伊勢神宮参拝後に「水際対策の骨格は維持しつつも、オミクロン対策の重点を国内対策へと移す準備を始める」と語った。準備とは「医療従事者や高齢者らへのワクチン3回目接種の前倒し」「感染拡大が懸念される地域での無料検査拡大」と「米ファイザー社製経口薬の来月中実用化」なのだろうが、根本的な方針を大きく変えた岸田首相。
これまでオミクロン株の感染者は全員入院で、濃厚接触者は全員宿泊施設に入るよう求めていたのだが「自宅療養を支援する態勢を整えたうえで、症状に応じて見直す」と方針転換。医療現場が逼迫しないようにすることは重要だが、安直な自宅療養を許すことで増えるであろう市中感染のリスクにはいかように対処するのか。
米軍が持ち込んだオミクロン株が広がったことも歪めないが、昨年11月に岸田氏が出した水際対策の指示をきっかけに、国交省は日本に到着する国際線の新規予約を12月末まで止めるよう航空会社に指示した。ところがどっこい、3日後に首相は要請を撤回。海外在住の日本人が帰国できないことは申し訳ないが、空港検疫をくぐり抜け、国内に持ち込まれた新株は少なくないはずだ。この時も、ある種自主的自宅待機でなく宿泊施設での隔離対策を行っていれば今日ほど急増していないと私は考える。重症化はしにくいとされるオミクロン株であっても、感染は最小限にする対応を求めたいがしっかりした計画を立てられないのが現政府。
5万円を現金で、残りは春にクーポンでと始まった10万円も、とどのつまりは一括現金となった。政策意義も制度設計すらないままに「実績」だけを求めるから始末に悪い。状況が変化した場合の柔軟な対応は必要だが、立て続けに繰り返される早期の軌道修正からは状況把握がなされていない姿が伺える。
昨日、3日の沖縄県の感染者数は「+130」と書いたが、4日は「+225」で、ついに今日5日は「同日に発表する新型コロナウイルスの新規感染者が600人前後に達するとの見通しを明らかにした」と午前中に速報が出た。岩国市に隣接する広島県も懸念していたら、昨日4日は「+109」と急増。
もちろん昨日の大阪府も100人越えなのだが「大阪いらっしゃいキャンペーン」を延期した。府内のみならず、近隣1府3県(大阪府京都府兵庫県奈良県和歌山県)を対象に追加しての開始。「ワクチン・検査パッケージ」を適用するらしいが、2回接種していても感染リスクは高いのが現状。1人1泊につき最大5,000円割引、地域クーポン最大2,000円分付与とのことだが、お金撒いて感染拡げてもいいのかしら。社会経済も重要だけど、時期尚早と思うのは私ばかりだろうか……

f:id:kazenosanpo:20220105145549j:plainオミクロンは怖いから家飲みにしようかしら……
「ちょろぎ(長老喜)」…… 赤い渦巻き大好きです。黒豆は不要。シソ科の植物の根っこにある「球根」で、腸内の善玉菌を増やすから食べすぎ飲みすぎにもよさそう。
熱燗にエイヒレを浸けて飲むのを年末からやってます。味が出て美味しいですよ~

気まぐれなページMkⅡ」は『西一仲江名天祖神社』