足跡(模型)27・ウィリアムズ・ルノー FW14B 1992年モナコGP

1992年にウィリアムズ ルノーが投入したマシン。ロータスが先がけたリアクティブサスペンションを搭載し、V10でありながら、ホンダやフェラーリのV12エンジンに勝るとも劣らないパワーを発揮したFW14Bは、ナイジェル・マンセルにドライバーズチャンピオンをもたらした。
 直前にアルピーヌ・ルノーA110を作ったので、ルノー続きと考えて手がけたフジミの1/20スケール。2015年10月に完成とした。

普通に考えればファンデーションの後、白を全体に塗ってしまってから青と黄色とを塗り分けするのだろうが、フロントカウルには白はない。ファンデーションも白ではあるが、じかに青や黄色を乗せた場合と、白塗装の上にそれらを乗せた場合での色味の違いが気になり、結局3色とも独立させて塗ったらしい。ちなみに、黄色はオレンジとイエローを混ぜたようだが、綺麗じゃないな~

塗装もだが、一番厄介なのはピンストライプのデカール。バイクのホイールも苦手だったが、今は絶対に貼れないだろう。

初めてのフジミのF1カーだったが、驚かされたのはリアウイングの造形技術。両端版と水平翼2枚が一体成型のパーツになっていて、手前に置かれている2枚の白い板(水平翼)を追加する仕様だった。テープでマスキングしてあるのは、クリアーを吹きたくなかった箇所だ。

リアクティブ・サスペンション制御部の配線パイプ等、タミヤに比べると細かな造形がなされていた。結局隠れてしまうのだが、3500ccV型10気筒エンジンもどきも付いていた。

キャメルのロゴがないのは寂しいし、間抜けだが詮無いことだ。もう9年も前のことだった。

今日の「My First JUGEM」は……『高架下の一戸建て……』