ムスカリの花 咲いた……

特別な手入れなどせず、毎年、春の訪れを教えてくれる。

親球根の周りに小さな球根ができ、そこから増えていくという「ムスカリ」は、小形の球状の塊茎が串団子の様にできて株を増やすイモカタバミ(芋傍食)に似ているようだ。
 ブルーの丸い花が集まって咲く様子がぶどうの房に似ていることから、和名は「ブドウヒヤシンス(葡萄風信子)」と言うようだ。
 ムスカリ花言葉は「明るい未来」「夢にかける思い」らしく新社会人にピッタリだが、厚生労働省が2022年10月に発表したデータによると、2021年度は大学卒の12.2%が1年以内に離職しているようだ。1年で退職する理由は「人間関係の悪さ」などが挙げられそうだが、呻吟(しんぎん)の日には花をながめ、どうぞ良き門出をされますように。

「ヒヤシンス」も咲いている。
 以前にも書いたが、ギリシャ神話に登場するスポーツ万能な美少年「ヒアキントス」が名前の由来とされている。ヒアキントスが太陽神アポロン円盤投げをして遊んでいたとき、嫉妬した西風の神ゼピュロスの働きによってヒアキントスは円盤にあたって死んでしまう。そのヒアキントスが流した血から咲いた花がヒヤシンスだったと。同性愛の三角関係から生まれた花だった。

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