かけひき……

コロナ禍での支援策をめぐり、自民、公明両党の調整が続いている。
所得制限を設けず、子どもに10万円を給付すると先の衆院選街頭演説で主張した公明党に対して、自民党は960万円以上の線引きをしたいらしい。そもそも自民党衆院選で主張したのは、生活困窮者を中心とした支援策であり温度差があるのだが、次期参院選でも協力が欲しい自民党にとってつれない態度はとれないのだろう。
コロナ禍で本当に苦しむ方々には支援をしてもらいたいが、公明党の言う「未来応援給付」の意味が分からない。18歳以下の子どもたちの「未来」とは、何を指示しているのか。いくら予備費を充てるといっても、年々増える赤字のつけは今の子どもたちに回っていく。
また、所得制限においても「親の所得で子どもを分断するのは望ましくない」と主張する公明党山口氏の言葉も、私には良く理解できない。「親の所得で子どもを分断」って何なのか。支援金は、子どもたちにではなく保護者に振り込まれるだろうが、線引きをして、受け取れなかった家庭の子は「金持ち組」、振り込まれた家庭の子は「貧困組」とでも、子どもたちが勝手に組み分けして分断するのだろうか。お粗末な権力争いをしている場合ではない。限りある資金・税金をどう生かすか。真に助けを求める人から、救ってもらいたいものだ。
蛇足ながら、来春から距離にかかわらず「子ども運賃を50円」にすると発表した小田急電鉄は立派だ。何年先かも不明な「未来」を唱えるより、半年後の子育てを助けようとする小田急が好きになった。

f:id:kazenosanpo:20211110150909j:plain昨日の雨で一気になくなったハナミズキ。今日も枯葉が風に舞っています。10時18分

f:id:kazenosanpo:20211110150843j:plain今朝も家モーニング……久しぶりにセブンイレブンのトンカツサンド

気まぐれなページMkⅡ」は『玉川弁財天と水神社』