今年も更迭ドミノか……

固定資産税を滞納し、4回も差し押さえの経験を持つ神田憲次・財務副大臣が更迭された。
 9月に改造したばかりの内閣だが、先月には、不倫問題の山田太郎・文部科学政務官と、江東区長選を巡る公職選挙法違反事件に関与した柿沢未途・法務副大臣も更迭されたばかり。
 思えば、統一教会との関りが判明した山際大志郎・経済再生相、政治資金を巡る記載不備が発覚した寺田稔総務相政治団体が母親と妻に賃料を支払ったり統一教会との接点が暴かれた秋葉賢也復興相、そして、法相の役割について「死刑のはんこを押す」「地味な役職」などと発言した葉梨康弘法相と、昨年は2ヶ月で4人の閣僚が辞める「辞任ドミノ」だった。大臣ではなかったが、杉田水脈・総務政務官の事実上更迭というおまけも付いた。
 岸田首相は、常に「必要に応じて説明責任を果たすことは当然」と口にするだけで、本人に直接説明することを促さないから、きちんと説明責任を果たしたと思える議員は誰一人いない。辞めて疑惑にフタをする対応ばかリとってきた政府を信頼できないばかりか、任命責任を問われて「適材適所」と呪文のように答え続ける首相からは国民の負託に応える姿勢はうかがえない。
 昨日の神田財務副大臣辞任の報道を聞いた連れ合いは「身体検査は文春にやってもらえばいいのに」と言っていた。それも一理あるが、辞任の理由を「私の問題で国会の審議に影響を及ぼすことは避けたい」とした神田議員の資質・人間性を疑いたくなる。すねの傷が公になれば大臣どころではなくなるばかりか、首相や国会に迷惑をかけることは必至となることも予想できずに大臣ポストを受託するほど無神経な人間なのかと呆れる。その程度の人物に、よく国会議員が務まるものだと。
 神田氏は2012年の初当選以降、2014年、2017年共に比例ブロックで復活当選をしたようだが、2021年の衆院選はすんなり当選したらしい。比例の力の代わりに、旧統一教会が支援して電話かけなどを熱心に行ったと伝えられるように、統一教会の力のおかげだろう。解散風を吹かせてはひっこめる岸田首相だが、次期選挙の折にはより一層厳しい目で1票を判断しよう。文春が事前に候補者の身体検査をしてくれると嬉しいのだが……無理だわね。

10日に開いた山茶花(たぶん)は、朝日に光って散り際まで元気でいる。

今シーズン最初の一つが咲いていた。侘助は落ちるのが早い。不祥事を起こしたわけではないのだから、長いこと咲いていてもらいたいものだが……

今日の「My First JUGEM」は……『久しぶりに中華……』