またでた東洋の魔女

6日夜、東京五輪の日本代表選手団壮行会にビデオメッセージを寄せた菅義偉首相。「世界が新型コロナという大きな困難に直面する今だからこそ、私たちが団結してこの困難を乗り越えられることを世界に発信する大会としたい」と語った菅首相だが、五輪で「困難を乗り越えられることを発信」なんて、私には意味不明。無理やり作った開催意義だろうが、もっと情けないのが再び登場させた「東洋の魔女」の思い出話……「日本人がメダルを取るたびに、日本は世界と戦えるんだということを強く感じた」というが、了見が狭くはないかい? 参加選手たちは、もちろん国旗も背負ってはいるが、対戦する選手たちは国など意識してはいないだろう。互いに、選ばれたアスリートとして尊敬の上に最高の戦いを楽しむはずだ。彼らは世界・国と戦っているのではないはずであり、国境を意識するような一国の首相の発言には寒気がした私でありました。

f:id:kazenosanpo:20210708144937j:plain私も昭和39年(1964年)のオリンピック、東洋の魔女は記憶しています。

今日の「My First JUGEM」は……「緊急事態宣言でもやる五輪」(リンク)