足跡(寺社)130・矢口中稲荷神社……2020.1.25

11日前に同地を歩いて知った多摩川七福神の残り3ヶ所が心残りだったので行ってみた2020年1月25日のこと……留守番中の身でもあったので短時間勝負のため、武蔵新田駅まで電車を使った。朝は西小山でホットドックモーニングを食べたのだった。

武蔵新田駅裏側……この道の50メートルほど先は環八

「矢口中稲荷神社」(大田区矢口1-5)……多摩川七福神の幟が立っている。

鳥居は2基……玉垣は古そうだ。

社殿左側は東急多摩川線武蔵新田駅蒲田方面ホーム……鉄道を敷いた後に遷座してきたのだが、良くぞこの土地を使わせてくれたものだ。

金網入りのお狐さまはたまに拝見するが、逃げ出さないようにではなく、触られて破損することを防止するためと私は勝手に思っている。正一位伏見稲荷大明神の柱も両側にある。

伏見稲荷大社祈祷之符と狐たちが鎮座していた。主祭神宇迦之御魂大神(うかのみたまのかみ)であろう。

多摩川七福神の「福禄寿」……財運招福(お顔は笑福)・立身出世とのこと。福禄寿は中国の神様で、寿老人と同一人物とも言われるようだが、日本では別人らしい。「福(幸福)」「禄(高給)」「寿(寿命)」の3つの福徳を授けてくれると……

今から約200年前の大凶作の折、百姓であった金子作衛門さんが京都伏見稲荷を勧請して矢口村田町に創建。村を挙げて念じたところ例年にない大豊作となり、以降御神徳に帰依し現在に至っていると云う。
 耕地整理により昭和10年(1935年)当地に遷座したとのこと。目蒲線開通は大正12年(1923年)で同社遷座より以前だが、駅舎も大きくなくこの場所は使われていなかったものと推察する。お揚げをお供えする感謝の気持ちは引き継がれている。

前回訪問した先では目にしなかったスタンプがあった。ここ矢口中稲荷と頓兵衛地蔵の2カ所にはこのような形でスタンプが置かれている。新田神社では専用色紙(この当時は1,000円)を販売しており、七福神の全スタンプを押印してもらえるらしい。

平成26年(2014年)に町会・自治会・商店街が中心となり「まちおこし」として設置した多摩川七福神の歴史は浅い。

狭い境内だったが、スマホの広角レンズが役立った。ありがたやありがたや……
 当時書いた同社の日記には「ダイヤモンド・プリンセス乗船の患者さんが61人になったらしい」とあった。コロナ禍への入り口の頃の散歩だった。

今日の「My First JUGEM」は……『目新しい店……』