「中秋の名月」と聞くと勝手に「満月」だと思うのだが、中秋とは旧暦の8月15日であり十五夜とは限らない。中国から伝わった風習をもとに平安貴族たちは中秋の日の月を眺めて和歌を詠む「観月の宴」を開いて楽しんだらしい。なんとも風流なこと……
空気が澄んでくるから、確かに秋の月は美しい。夏に比べて冬に近づくほど空の高い位置を通る月だから、酒を注いだ杯に映る月を飲み干しやすいだろう。
昨夜19時5分……コオロギの声を聞きながら、私も眺めてみた。
現代では、十五夜にちなんだ15個の団子を台の上に盛る伝統的なお供えをする家庭は少ないだろうが、山のように積まれた一番上の団子は霊界に通じているらしい。
今年は満月だったが、次に中秋の名月が満月になるのは7年後・2030年9月12日とのこと。ちなみに、来年の中秋は9月17日で満月は翌18日らしい。それでも、ほぼ丸く見えるだろう。晴れていればの話だが……
柿も色付き始めた……一気に冬が来る。暑いより良い。
今日の空（8時32分）……空も秋めいてきた。午前中に所用があり、久々に背広と革靴を着用したが歩きにくいことこの上なかった。サラリーマン時代は、平気で点滅中の交差点を走ったが今はできない。傘マークも出ていたから傘を持って出たが、降られなかったが救いだ。傘は杖代わりにちょうどいい。
今日の「My First JUGEM」は……『まわり道……』
