心残り(焼鳥)

細川たかし氏の「私バカよね おバカさんよね…」ではありませんが、歌の中の「…一度はなれた心は二度と もどらないのよもとには…」にピッタリの焼鳥です。

鶏の心臓の根元の乳白色をした脂の部分でハツモトとも言うが、血管と串にさした焼鳥。脂の旨味と血管の食感がたまらない逸串。わざわざ切り取らずにハツ(心臓)串として提供しても良いのだろうが、こだわる店は手間暇かけて掃除するようだ。以前は血管など捨てていたのかもしれない。だから心残りなのか……

この店の「ハツ」は、脂の部分・ハツモトを切り分けて「心残り」にする。だから心臓部分は丸っこくなる。「こころ」と呼ばれることもあるハツだが、切り離されてはもとにはもどせない。

今日の「My First JUGEM」は……『夏越の祓(なごしのはらえ)』