鶏肉さえ買わなければ……

昨日、夜は自家製焼鳥にしようと、ランチ帰りに鶏肉を買ったのだが、冷蔵庫に入れた際、ニンニクが切れていたことに気付く。ちゃんと見てから買物すれば良いのに、思い付きはダメだと反省……いつものことだけど。

でもって、改めて夕方「大きな椿だな~」と街角の花や……

「これまたデカイが何だろう」「ザボンかしら?」などと果実を眺めながらニンニクを買出しに行った。幸い青森産を安くゲットできたが「まだ少し余裕があるじゃないの」と悪魔が囁(ささや)く。「いやいや、ダメだよ」と一応抵抗するが……

「昨日は休肝日だったから、ちょこっとなら良いじゃない」と甘い誘いにのせられて関所に寄り道。お通しと自家製塩辛で日本酒をいただいた。こちらの徳利とお猪口は「ひょっとこ」と「おかめ」があしらわれている。私は「燗しない燗酒ね」と言って、常温をコップでなく徳利に入れて出してもらう。
 蛇足ながら、この徳利は口に金が使われているから電子レンジでは使えないため、燗酒はいつも湯煎する。電子レンジより湯煎のほうが口当たりがいいと感じるからありがたいのだが、昨日の同店は湯煎ができなかった。隣接する店舗の改修工事によって断水。営業が始まっているのに水道が使えない。もちろんトイレも断水前にタンクに溜まった水だけだから、最初の一人だけであとは使用禁止。改装店以外の隣接する店舗にも影響する水道管を破損してしまったらしい。復旧に1時間と言われたが、それでは終わらず、店内に響く工事の騒音もひどかった。お客さんはおとなしい方ばかりだから良いが、対面での工事告知なく営業妨害をされた店主はイライラしていた。帰りがけに施行主たちがやってきたから、店頭で店主に代わってうっぷんを伝え「必ず(一度も現れない)施主に伝えて」とお願いした。私の声が大きかったのか、なかに戻ると「ありがとうございました」と言われ、別のお客さんからは「最後の言葉が良かったね」と頂戴した。苦情を述べたが、最後は「頑張ってね」で締めくくってあげた。お会計をしたが、帰って考えるとちょっと安かった。お酒の本数は会計直前に自己申告してあげたのだが、お通し分をサービスしてくれたのかもしれない。

工事騒ぎで予定を30分遅れて帰途に就き、満月に向かって急いだ私だった(18時24分)
でもって、帰宅時にはすっかり酔いは醒めていたから、自家製焼鳥で一杯やったが、食べながら思った。昼に鶏肉を買わなければニンニクも要らなかったし、関所も寄らず、工事にも巻き込まれなかったと……さて今日はどんなことがあるかしら?

今日の「My First JUGEM」は……『薄らぐ信頼性……』