『▼敵基地攻撃能力「違う表現に」
公明党の北側一雄副代表は27日の記者会見で、敵のミサイル発射拠点を直接たたく「敵基地攻撃能力」について「先制攻撃と誤解される可能性がある」との懸念を示した。「言葉自体、私はいいと思っていない。もっと違う表現にしてもらいたい」と表現を改めるよう求めた。岸田政権が改定をめざす外交・防衛の基本方針「国家安全保障戦略(NSS)」に敵基地攻撃能力をどう盛り込むのかが焦点となっており、議論に影響しそうだ。』(朝日新聞・朝刊)
「誤解されるかもしれないから表現を変えよう」との考えに違和感を覚える。
そもそも、憲法第九条の下で許容される「武力の行使」は、自衛措置としての「武力行使」に限られていて、日本または日本と密接な関係にある他国に対する武力攻撃の発生が前提とされている。敵のミサイル発射拠点を直接たたく「敵基地攻撃能力」を保有することは、日本の防衛の基本方針である「専守防衛」を維持することに反しないか、表現改定以前に考えねばならない問題ではないのか。
我が国が標的とされていても、ミサイル発射前には分からないだろう。発射前にたたけば先制攻撃となる。発射後に拠点をたたいても遅い。北のミサイル発射場所は移動式のようだから、その他拠点を探し、つぶし切れるのかも疑問。いずれにしても、帳面面を合わせることではなく、憲法の精神にのっとった熟議をされたし。
座して死を待つ気はさらさらないが、日頃の外交努力によって戦争だけは回避されるよう願っている。
先日食べて美味しかったから、今日はいつもの喫茶店でアイスコーヒーを飲みながら新聞を読んで、開店時間に合わせて訪問。先客は手指消毒係の常連さん一人だけで安心。「奥にあるのは何かしら?」と連れ合いに言われそう。
調理時間は短いけど、待つ間に紹興酒を飲んでしまった。東軒のキムチも美味しいです。今日も半半で面倒をかけましたが、ご馳走様でした。