品川区の戸越銀座周辺をブラブラした2020年6月17日……コロナ禍のために三密を回避して、商店街は横切るだけにした。
「品川区立文庫の森」……広い公園で写真奥には池もあるが、手入れ作業による立ち入り禁止区域もあったので私は踏み込まなかった。
ちなみに、なぜ「文庫の森」かと言えば「旧三井文庫」だから。戸越公園同様に、このあたり一帯もかつては肥後熊本細川家の下屋敷。1890年に三井財閥の所有となり、1918年に三井家編集室が日本橋からここに移転して三井文庫が発足。事務棟と書庫2棟が建てられたが戦後の財閥解体で、昭和26年(1951年)に部外者に売却され、国文学資料館として多くの学者や研究者が利用した。その後2013年に資料館跡地を整備して公園にした。第2書庫は現存するが、中には入れない。
【附けたり】2022年11月24日の写真
「旧三井文庫第二書庫」……竣工翌年の関東大震災の教訓を受け、半分の窓を埋め、残した開口部の内外に人造石研ぎ出しの防火戸を増設して防火性を高めたと。だからこんな姿になったんだ。火の侵入は紙の大敵だ。
また、躯体には柱を用いず、空気層を挟む2重の鉄筋コンクリート造壁が荷重を支える壁式構造の建物であり、現存する中では最古級とのこと。国の登録有形文化財とされていた。
豊町1丁目の文庫の森 北側から戸越2丁目の路地に入ると、駐車場の向こうに赤い幟が並んでいた。参道入り口で工事中。
「笠森稲荷神社」参道入り口(品川区戸越2-9)……工事現場の隙間に立ち入らせてもらいパチリ。普通は正面に社殿があるのだが、ない。
参道突当りを直角に左に折れると社殿……真南に向いていた。昔は、私の後方・駐車場が参道だったのかもしれない。鎮守様も大切だが、土地を利用して商売繁盛につなげることも許して下さるだろう。
本殿を覆うのではなく、手前に屋根が設えてある。他所でも見かけるが参拝者への配慮だろうか。雨の日に傘をさしながらの二礼二拍手一礼は辛いから屋根だけの拝殿というところだろう。
比較的新しい本殿からは、地元の氏子さんたちの篤い崇敬・信仰が伝わってくる。
前面の屋根を長く延ばした流造(ながれづくり)の良き姿だ。規模は桁違いだが、現存する流造で最古のものは宇治市の宇治上神社本殿とのこと。遠いから行かれない。
正面を向く木鼻は獅子だが、横向きは獏か象か……
左はなんだか恐い……睨まれてしまった。
右はけっこう穏やか……狭いので台座の年号などは確認できなかった。いたずらしてると思われたら困るし。
境内には4基の鳥居があった。奉納幟は訪問年のものばかり。氏子のみなさまご苦労様です。大きな神社もあるが、小社がいくつも点在する戸越銀座商店街近辺だ。
今日の「My First JUGEM」は……『齧(かじ)られだした柿……』