タートルネック……

雨の日も風の日も、仕事の傍らボランティアをされている私のファッションリーダー……

日々、さりげなくお洒落をされているが、先日はとっくりセーターを召されていた。数年前に家族からもらったとっくりセーターを、なぜか今年は衣替えの際に引っ張り出して私も着用しているが、着始めたらじきに小池都知事が「タートルネックの活用」を言い出した。風邪予防ではなく、電力不足対策に持ち出した押し付け感にげんなりする。かつて流行ったこともあったが、持っていない人は「買え」ってことなのか? より多くの人が活用しているマフラーで良いだろうに。
 最近は「タートルネックを着ると頭痛や肩こりがする」という人が増えているとの記事もあった。まぁ、首を絞めすぎなんだろうが、血流が悪くなると起こるらしいからきつ目のネックは避けた方が良さそうだ。私のは緩いから大丈夫だが、都知事に押し付けられず、着たいものを着れば良い。

 ちなみに、イタリアではタートルネックを「甘い生活」と呼ぶらしい。1960年に公開されたフェデリコ・フェリーニ監督の映画タイトルから取ったそうだ。作家になるためローマに出てきたが、毎夜有名人のネタをあさるゴシップ記者に甘んじ退廃的な生活を送るマルチェロ(俳優名も同じマルチェロ・マストロヤンニ)を通じて不毛な生き方を描いた映画らしい。但し、作中でマルチェロタートルネックを着ておらず、首に巻いた黒いスカーフがそう見えて格好良かったからだそうだ。マルチェロ・マストロヤンニは好きだから、機会があったら観てみたいが近くにレンタル屋はなくなったからな~
 蛇足ながら、この映画で主人公の友人でやはりゴシップ専門カメラマン「パパラッツォ」が登場するのだが、どうやらそれが「パパラッチ」という言葉の語源となったそうだ。

私は革ジャンは持っていないが、あまり暖かくないとのこと……

今日の「My First JUGEM」は……『えんがわ(焼鳥)』