早く使っておけば良かったのに……

新型コロナウイルス感染者が前週を上回った昨日、東京都も13,516人と前週を上回った。感染者のうち27人の死亡は今年最多だと伝える。
オミクロン株の特性を踏まえた重症病床使用率は、18日時点で33.7%だが、コロナ以外の命に関わる重篤な救急患者は置き去りにされている。東京都内にある26カ所の「救命救急センター」のうち、少なくとも8カ所で患者の受け入れを制限するか、受け入れ切れない状況になっていることを朝日新聞(昨日朝刊)が報じている。
脳卒中や多発外傷、心肺停止など特に危機的な患者向けの「3次救急医療」として地域の病院に整備した「救命救急センター」だが、オミクロンの感染爆発で入院患者が急増したことにより機能不全に陥っている。また、家庭内で感染したり濃厚接触者になったりする病院職員も増え、ある病院では約900人の看護師の1割弱が自宅待機になり、人手不足が課題になっていると……
体調が悪くなり救急車を呼び、隊員が心電図を撮ると心筋梗塞が疑われたため救命救急センターへの搬送を望んだが、受け入れてもらえなかった76歳の男性は翌朝、自宅で亡くなった。死因は急性心筋梗塞とのことだが、救えたであろう命が一つ失われた。亡くなった男性も悔しいだろうが、受け入れられなかった医師たちも辛いだろう。
ある救命救急センターは、通常7割弱の「3次救急医療患者」を受け入れてきたが、今月以降の受け入れ率は14%に低下したと。コロナの感染予防対策と並行して、特に基礎疾患をお持ちの方々は充分にご留意くださいませ。

f:id:kazenosanpo:20220220135746j:plain3回目のワクチンを接種してもらったのだが、追加のシールが張られている。『ワクチンの最終有効年月は、3か月延長されています』と、昨年11月に厚労省が決めたらしいが、私の打ったワクチンの本来の有効年月は1月31日。延長しなければ使えなかったことになる。
11月には、延長シールを準備するほどのワクチンがあったのだろうと推察するが、なぜ医療従事者への3回目接種を開始しなかったのか残念でならない。10~12月の黄金の3ヶ月に更なる積極的予防対策を行っていればと思うと悔しいが、それを踏まえて、政府にはステルスの備えを十二分に執り行うことを願う。

今日の「My First JUGEM」は『朝鮮人参酒』