エスカルゴの缶詰……

少し前、食卓で「紀ノ国屋」なる言葉が登場したので「何かいいものかるかしら?」と家飲みの肴を求めてスーパーまで散歩してみた。一生懸命歩いたのに、残念ながら何も呼ばれなかった。でもって、手ぶらで帰るのも悔しいから別の店に入って…… 大失敗した。

f:id:kazenosanpo:20210611103337j:plain缶詰コーナーで「奇跡のエスカルゴ……」に呼ばれてしまった私。『世界で初めてエスカルゴの完全養殖に成功。本場フランスでは保護育成種に指定されている最高級のエスカルゴ「ブルゴーニュ種(ポマティア)」を試行錯誤の上、世界で初めての完全養殖に成功した人物が、三重県松阪市で三重エスカルゴ開発研究所を運営している高瀬俊英さん。(K&KのHPより)』……パッケージの男性が高瀬さんでしょう。サラリーマン時代にはデパ地下で殻付きエスカルゴを買ってきて、オーブントースターで焼いて食べたのだが、最近はすっかり殻付きを見ない。見ないと言うより、売っていそうなところへ行かない私。紀ノ国屋ならあるだろうと期待していたのに裏切られたこともあって、とんでもなく高価だから迷った挙句にカゴに入れてしまったが昨晩食べてみてガッカリ。殻は外されている商品で、湯煎して食べることは承知の上だったが、なにが駄目だというと、パッケージにも謳われている「自家製ガーリックバターソース」だ。原材料には「エスカルゴバター(バター、パセリ、にんにく、その他)」とあるが、バターが口に合わないのか、あるいは「その他」の何かの癖なのか、とにかくソースが不味い。『トーストしたパンに温めたエスカルゴをのせて、ソースをたっぷりかけてお召し上がりください。』なんて書かれているが、少量でも美味しくないソースをたっぷりなどかけられるはずはない。あくまでも私の主観だが、何を食べても「不味い」とは言わない連れ合いの顔もさすがに曇った。いくつかの売り場で買ったり、いくつかのレストランで食べたりしたが、これほどのバターソースに出会ったのは初めて。それでも、もったいないからエスカルゴに楊枝を刺して、付きまとうソースを振り落として6粒食べた昨晩でしたが、誠に残念でありました。悪評は書かない私ですが、あえて書きました。去年の9月に発売されたようだけど、国分さん、ソースを再検討してみてくださいませ。ちなみに、三重県松阪市ふるさと納税返礼品になっているらしい。 

f:id:kazenosanpo:20210611103304j:plain前回、左の「北海道産」を買ったのだけど、この日は隣に「陸奥湾産」なんてのが置かれていたから、またまたカゴに入れてしまった。製造所は「八戸」とあったし、なんとなく親近感があったから。北海道より若干安かったのも気に入ったのだが、総重量はどちらも180gに対して、固形量は北海道が95gで陸奥湾が90g。おそらくその差なのだろうが、いずれにしてもまた贅沢をしてしまった。それでも、外食するより安上がりだからいいよね~ と自らに言い訳をする私でした。

今日の「My First JUGEM」は……「新照寺」(リンク)